デルタスカイマイルJCBカード

彼は今年初めてイタリアに旅行することにして、友人からマイレージを貯めるとお得なことを教えてもらったので、年会費が安いデルタスカイマイルJCBカードのテイクオフカードを作ったのでした。

でもよく考えてみると、フライトはアリタリア航空で往復便なのに、その友人がどうしてデルタ航空のカードを勧めてきたのか疑問に感じていたのでした。

これはひょっとしてアリタリアでマイルを貯めることに何かデメリットがあるからなんじゃないかな。

彼にとって今回が初めての海外旅行なんだけど、今回のフライトとこれからのショッピングなんかでのクレジットカードの利用によってマイルを貯めてハワイに行くのが目標で、彼は海外旅行なんてたぶん滅多にしないという状況から、友人はデルタ航空のクレジットカードを勧めてくれたのだった。

まあ、デルタ航空のカードでもアリタリアのフライト利用でマイレージは貯まめれる仕組みになっていて、アリタリアとデルタは、加盟している航空連合が同じスカイチームなので、それぞれ相互にマイルを貯めるれるようになっている。

しかも、デルタのスカイマイルならマイルの有効期限がないのでデルタのスカイマイルカードを選択したほうがお得なんだね。

たくさんの航空会社がアライアンスグループという航空連合で提携しているのですが、世界三大アライアンスといえばスターアライアンス(加盟27社、日本ではANAが加盟)、ワンワールド(加盟12社、JALが加盟)、スカイチーム(加盟14社)があって、デルタとアリタリアは同じスカイチームに加盟しています。

同じアライアンスグループ内なら、ある航空会社を利用してもらったマイルをそれ以外の航空会社のマイルとして加算がすることができる。

つまり、アリタリアで旅行するんだけどデルタスカイマイルでマイルを貯めることができるのです。

例えば、JALはJALマイレージバンクで、ユナイテッド航空はマイレージプラス、デルタ航空だったらスカイマイルだし、アリタリアだとミッレミリアと、たくさんの航空会社がそれぞれ独自のマイレージプログラムを運営しているので、それぞれマイルの利用期限とか特典旅行にかかるマイルなんかを規定したルールが違うのです。

そして、アリタリアのミッレミリアだと24ヶ月間にアリタリアと提携会社をりようしてマイルを獲得しなかったら保有するマイルが全て消滅してしまう仕組みだけど、デルタ航空だったらマイルは無条件で無期限になっている。

もし彼が頻繁に飛行機を利用する人なら24ヶ月という期限があってもぜんぜん大丈夫なんだけど、実際ほとんど飛行機に乗らない人なので、ミッレミリアを選ぶよりもいつまでもマイルの消滅がないデルタスカイマイルを貯めたほうがいいのです。

普通の人はデルタスカイマイルのほうがいいと思うので、スカイマイルの会員はどんどん増えたりするのです。

また特典旅行はそれぞれの便に座席数が決まっていて「特典旅行枠」というのですが、この特典の座席数はマイル会員が多ければそれだけ特典旅行を獲得する競争率が高くなってしまう恐れもあります。

そして、同じアライアンスでも、ミッレミリアのマイル口座からスカイマイル口座にマイルを移すことはできません。